地域のスーパーが、街のランドマークに。
郊外にある、昔から地域に根づいたスーパーマーケット。
日常の買い物を支える存在ではあるものの、
価格競争と大型店の進出により、来客数は年々減少していました。
課題は明確でした。
「安いから行く場所」になってしまい、
行く理由が価格以外に存在しない状態だったのです。
そこで行ったのは、チラシの増刷でも、値下げ合戦でもありません。
まず、スーパーを
「物を買う場所」から
「人と地域が交わる場所」へ再定義しました。

地元生産者と連携し、
週末ごとにテーマを設けたイベント売場を展開。
生産者本人が立ち、商品背景や想いを直接伝える場をつくりました。
単なる催事ではなく、
「今日は誰に会えるか」が楽しみになる売場設計へと変えたのです。
さらに、来店体験を起点にした会員制度を刷新。
イベント参加や購入体験が自然に会員登録へつながる導線を設計し、
人が集まるほど、関係が深まる仕組みをつくりました。
その結果、
来客数は前年比180%増。
新規会員は3万人を突破し、
このスーパーは「用事がなくても立ち寄りたい場所」へと変わりました。
今では、
「あのスーパーがあるから、この街が好き」
そう語られる存在になっています。